2001年「飛鳥」世界一周クルーズ 乗船記(No.76)

4月9日(月)終日航海 正午位置:イースター島へ498Km ドレスコード:カジュアル

 イースター島への終日航海最終日。
 午前6時35分起床。かみさんと朝のストレッチへ。
 朝食(洋食バイキングで菜食)後いつもの様に海を眺めていたら、船長の定時放送で、噂のツアートラブルについての話しがあった。
 曰く"カイヤオからマチュピチュへ出掛けられた33名の皆様が、荒天のため予定した飛行機が飛ばず、イースター島での帰船が出来なくなってしまいました。タヒチ島での復船となり、無事のお帰りを祈るばかりです"と。
 特に、6名のガラパゴス仲間にとっては、10泊のツアーが15泊の超ロングツアーとなってしまった。はやく飛鳥の大きな風呂に入りたかっただろうに・・・。

<避難訓練>
 神戸を出た翌日1月26日(No.3参照)以来の避難訓練で、今回は乗組員との合同。
 10時、短音7回、長音1回の非常ベルを合図に、救命胴衣を着けて指定された4号艇に集合までは早かったが、点呼の結果一人足らず、乗組員が船室を確認したが行方不明。
 94人を待たせて、いったい何を考えているのか?

<昼食>
 懐かしい日本の味"みそラーメン"に、デザートはナタデココ。

<サライゴメス島>
 チリ領:スペイン語でサラ(女性の名)とゴメス(男性の名)の意
 船長の計らいで予定コースを変更し、人の目に触れることが殆どない絶海の孤島サライゴメスに約2マイルまで接近した(14時30分)。=写真=
 これだけ多くの日本人がこの島を見るのは歴史的なことらしい。島の海鳥がさっそく我々を歓迎に飛来した。

溶岩で出来た何もない小さな無人島だが、持参した小地球儀にも記載されている

<アイスクリーム・ソーシャル>
 爽やかな風(正午の気温22.5℃)に吹かれてリド・デッキで、バニラ、チョコ、イチゴアイスクリームに好みのフルーツをトッピングして食べる趣向。氷の彫刻"アイスカービング"のデモンストレーションも同時に行われ、氷のモアイ像が出現した。=写真=


      氷の彫刻左端奥のサングラスが筆者)  =島内英佑氏撮影(クルーズ写真集より)=

 夕方の日課ジョギングは、白波立つもののうねりは小さく、快調に14周した。この分なら、明日のイースター島上陸は大丈夫か?かみさんの散歩は5周のみ。

<エンターテイメント>=夕食前=
 ミッキ・ブラウン&ドン・スカレッタトリオ「ジャズコンサートU」
 黒人女性ジャズボーカリストとジャズピアニスト率いるトリオとのジャズの競演その2。
 黒人歌手特有の伸びのあるダイナミックな歌声で、おなじみのスタンダード曲を・・・。

<夕食>
 和風(白身魚の朴葉焼き、黒豚肉の冷製しゃぶしゃぶ)で、いつものビールに初の燗酒。
 デザートは、ゲストシェフ(No.75参照)の和菓子。

<シアター>
 映画「ラパ・ヌイ」1994年/字幕版/102分
 "神秘の島イースター島に今も伝わる伝説をもとに、島独自の文明がどのように栄え、そして滅んでいったのかを解き明かそうとした野心作"との宣伝文句につられて、明日の上陸を前に見に行く。モアイ像の製造、運搬、建て方のシーンは勉強になった。
 23時00分就寝。

<飛鳥ダニ騒動始末>
 今夕、飛鳥船長名で"ダニ類が原因と考えられる発疹の被害と現状について"と題するA4版の文書が配布された。
 その概要
 今回の一連の騒動の原因は潜伏期間、症状からブラジル国内、アマゾン地帯に多くいるムクインと呼ばれるダニ類の一種と考えております。
 診察を受ける人の数は日を追うごとに減少しております。
 160の客室(全296室)及び船内各パブリックスペースの殺虫スプレーによる消毒作業を完了いたしました。
 今後も引き続き、ご希望により客室内の消毒、また夜間のパブリックスペースの消毒作業を継続させていただきます。

No.76