2001年「飛鳥」世界一周クルーズ 乗船記(No.55)

3月19日(月)終日航海 正午位置:アマゾン川(上り)ドレスコード:インフォーマル
正午気温:28℃(水温28℃)
午前6時35分起床。朝のストレッチへ。
7時12分に三度目の赤道通過(北から南へ、西経51度02分地点で)。
8時にはマカパ沖で、アマゾン川航行検査とリバーパイロット乗船のため投錨。やがて小型船が右舷に横づけし、四人の検査官が乗り込み8階コンパスルームへ。
朝食を終えて様子を見ていたら、迎えの船が来て9時には帰って行った。何を検査に来たのか知らないが、何事もなく多分セレモニー的な検査だったのだろう。それにしても、黄熱病の予防接種を義務づけたり、ブラジルは何かとうるさい。
後日談:乗客の "アマゾン川航行に通行料を払うのか?" との質問に、船長 "払わない。"
10時出航予定のところ、検査が早く済んだので30分早まり、いよいよアマゾン川の遡上が始まった。アマゾン地方は雨季の終期だが、初日は快晴に恵まれた。
だんだん川幅が狭まり、一応両岸が見えるので広いと言ってもやはり川。ただ人工物はほとんど無く、延々と森林が続く。
<寄港地紹介>=午前=
アマゾン川クルーズの終着地マナウスと、帰りに立寄るボカダバレリアの紹介があった。
マナウスは人口100万人を擁する大きな街だが、ボカダバレリアは地図に載っていない岸辺の小さな集落で人口は数百人。ここへの上陸が後に大問題となる。
<講演>=午後=
「明治天皇を語る」
講師曰く "明治維新を知らない人はいないが、明治天皇の人柄と業績についてはあまり知られていない。近代日本の歴史的革命を支えた人物に光をあててみる。"
アマゾン川の飛鳥船上で、明治天皇の話しをアメリカ人から日本語で聞くことになろうとは・・。
<シアター>
岡村 淳 プロデュースのドキュメンタリーフィルム@
「郷愁は夢の中で、ブラジルに渡った浦島太郎」を見る。
ブラジル奥地の町で、世間との付き合いを断って掘立小屋に住み、ひそかに自作の「浦島太郎」の話を作り続けている鹿児島出身の老日本人移民の話し。
夕方は、アマゾン川の風景を楽しみながら、いつものデッキ走。身体が重く、11周で止める。夕日は雲に遮られたが、すばらしい夕焼け。
<夕食>
洋風(メインは和牛フィレ肉のロースト)。東京練馬のSさんと同席、なぜか京橋小学校(私の出身校)の話しが出る。世の中どこでつながっているか分からない。
<エンターテイメント>
その後も何度かデッキをいっしょに走った、飛鳥専属シンガーのグランドホール二度目のコンサート。今夜もラテンアメリカン、ミュージカルナンバー、そして日本の歌とバラエティー豊かに・・・。
終演後ダンスはせず、久し振りに二人でビスタラウンジに行き、ケビン・クロワーのピアノ演奏を聞きながら、先日教室で試飲したブラジリアン・カクテルを飲む。
その後スカイ・デッキに行き、見上げるアマゾンの夜空には満天の星。北斗七星が示す天の北極と南十字星が示す天の南極とを同時に見る。赤道上なればこその貴重な体験。
地上に眼をやれば、右舷側の暗い川面の遥か向うに街の灯かりが見える。
No.55
