2001年 「飛鳥」世界一周クルーズ 乗船記(No.37)

3月1日(木)終日航海 正午位置:南大西洋(W25.16)  ドレスコード:カジュアル

 南大西洋横断航海は後半に入り今日から三月。レセプションホールに雛人形が飾られて遠い
日本の春を偲ぶ。横浜の娘一人では雛人形も陽の目を見ないか?。
 天気はくもり後晴れ。海は小さな白波が立つものの、大きなうねりは収まる。
 船は西へ一直線に進んでいるので今日も時差調整(通算10回目)があり、いつもの様に楽
にかみさんと朝のストレッチへ。

<百面相教室>=午前=
 金原亭馬の助師匠がハッピや手ぬぐいを使って、大黒・恵比寿・線香花火・花咲かじいさ
ん・意地悪じいさん・茶釜たぬき等々を熱演。教室なので教えてくれる段になり、さすがの私
も生徒になるのをためらっていたら、ちゃんと舞台に出て行く人があり、飛鳥の乗客はエラ
イ!。

<講演>
 石橋 正(No.14参照)
「古き船乗りの想い出」と題して、
 戦時中に船乗りの教育を受け、古いしきたりの残る海の生活に入った講師の昔話し。
 旧海軍の戦艦として名高い「大和」「武蔵」の初代は測量船だった、とは初耳。
 (今なら"トリビアの泉"で、80へえ〜?)
 日本にいる時に暇をみては各地の灯台を訪ね、その壁に手を触れて、昔お世話になったお礼
をするのをライフワークとしているとの話しには感動した。星を愛するロマンチシストらし
い。
<昼食>
 重慶飯店のゲストシェフによる、中華料理も用意したという洋食ビュッフェを選ぶ。

<アルゼンチンタンゴ教室B>=午後=
 3回目の今日は、「クアデラード」「サリーダ・バシィカ」の復習と、つづけて踊る「ウオ
ーク」で、男性がアウトサイドに前進するステップ。

<珍客来訪>
 今日は、4羽の大きな海鳥がずっと船といっしょに飛んだ。
 船長の話しでは2夫婦?のアホウドリで、全長2メートルもあるような大型なので、昨日そ
の沖を通過した孤島トリスタン・ダ・クーニャ島か、その更に南の(南極に近い)サウスジョ
ージア島から飛んで来たのでは?とのこと。
 時には7デッキすれすれに飛んで来て、私達を喜ばせてくれた。
 また17時半頃には、右舷中央にイルカの群れが現れたが、船と反対方向なのであっと云う
間に飛んで行ってしまった。
 これまでも何度か"イルカ発見"の船内放送があり、"それっ!"とデッキに出た時には、遠い
後姿だったり、見えなくなっていたりで残念な思いをしたので、ラッキーではあった。
 今度は船と同じ方向に泳いで、ゆっくり姿を見せて、イルカさん!。

<夕食>
 和食(甘エビと貝柱のさしみ、マダイの塩焼き他)なので、いつものビールは乾杯だけにし
て、めずらしく冷酒(300ml)を飲む。

<隠し芸大会>
 今夜は乗客が主役のショータイム。
 10日ほど前に出演者募集が始まり、暫くしてエンターテイメントスタッフに応募状況を聞
いたところ"まずまず"との返事だったので、"少なければ民謡を歌いますよ"と云う言葉を飲み
込んだ。
 プログラムが無いので、どんな芸が飛び出すのやら!と見ていたら、
 ★常磐津
 ★マジック(船内でも教室が開かれている)
 ★日本舞踊
 ★カンツォーネ独唱
 ★長崎ブラブラ節
 ★カッポレ踊り
 ★再びマジック
 と、大盛況。飛鳥乗客の年の功パワーに脱帽。若輩の出る幕なし。

No.37