2001年 「飛鳥」世界一周クルーズ 乗船記(No.27)

2月19日(月)終日航海 正午位置:モザンビーク海峡  ドレスコード:インフォーマル

 午前6時15分起床。朝のストレッチと夕方のデッキ走10周(前後1周歩き)の日課はき
ちんとこなし、卓球同好会、囲碁同好会に顔を出す。一人だけのピアノ同好会?は、間があい
てやはり忘れかけている。
 午前中より南からのやや大きなうねりに、ゆっくりピッチングを始める。久し振りの揺れで
ある。

<講演>
 アルフォンス・デーケン
(ドイツ生まれ'59年来日、上智大学文学部 教授「死の哲学」)
「こころ豊に生きる」−生きがい・愛・ユーモア−。
 在日42年、日本に初めて「死生学」という概念を定着させた講師の、日本語での講演。

 その要旨
 "これからの高齢化社会を、こころ豊かに生きぬくためには、その年代に達したからこそ得ら
れる新たな生きがいを探求し周囲の人や物に対して温かな愛と思いやりを注ぎましょう。人生
の潤滑油としてのユーモアについても考えましょう。"

 講師の言う「第三の人生」のスタートにあたって、今日私が得た教訓は、

 "執着を断つ、ゆるす、そして感謝する"。

<飾り寿司デモンストレーション>
 かみさんが調理人のデモを見に行くと云うので、私も付き合う。
 飾り寿司や笹切りの技を見せてもらい、裏巻きにはかみさんも挑戦。皆で試食。

<エンターテイメント>
 久し振りに「猪俣 猛ジャズカルテット」のコンサート。

<星座観測>
 コンサート終了後、22時からの遅いイベントだが、スカイ・デッキには大勢の人が集ま
り、石橋 正 講師の星座の話しを聞く。
 南十字座の南十字(Southern Cross)は、とても小さいのに有名なのは、十字の長軸の延長
線上に天の南極があり、昔の船乗りが目印とした為とのこと。
 事実すぐ隣りに、見た目は立派な十字星があるが、こちらには「ニセ十字」という有り難く
ない名が付いている。

<クルーズ雑学>
 船の旅と言えば"船酔い"。クルーズを避ける最大の理由は"船酔いが心配"だとか。
波の中での船の動きは複雑だが、大別すれば横揺れ(ローリング)と縦揺れ(ピッチング)。
ローリングを防ぐ方法は色々考えられ現在は日本で開発された「フィン・スタビライザー」が
主流で、もちろん飛鳥にも設置されている。

 船の両舷に飛行機の翼のようなフィンを張り出して、その揚力を利用する仕掛け。
ピッチングを防ぐ唯一の方法は、波の長さよりも船を大きくすることで、"乗るならより大きな
船"はホントだ。日本で一番大きな船は飛鳥で、今日ピッチングを防げなかったのは全長193m
でもまだまだと言うこと。

 船が揺れれば人は必ず酔うかと言えば、そうでもなくて個人差があり、慣れの効果もあり心
理的な要因も大きい。明るく楽しく活動していれば、船酔いしているヒマが無い?。

No.27