2001年 「飛鳥」世界一周クルーズ 乗船記(No.22)

2月14日(水)7時 モンバサ入港 終日停泊      ドレスコード:カジュアル

 飛鳥はインド洋を横断してアフリカ大陸に達し、「野生の王国」ケニア第二の都市モンバサ
に入港、No.1バースに接岸した。30分も前から岸壁では歓迎の演奏と踊りが続き、木彫
りのゾウやキリンの群れが我々を出迎えてくれた。=写真=



 モンバサ入港シーンをスカイ・デッキから眺めていたら、前方の岸壁に白い客船らしき船が
見え、近づくと船腹に"PEACE BOAT"の文字。飛鳥の約半額の為、いろいろな世代の
人が乗る、地球一周の船と思われる。船長の朝の定時放送によれば、なんと片エンジン故障で
動けず、二十日間位の停泊とのこと。

<現地通貨両替>
 船内で、いつもの2,000円パックを1,240ケニア・シリング(Ksh)に両替。

<オプショナルツアー>           
マサイ・マラ国立保護区2泊3日の旅(全食事付)1,250ドル
 マサイ・マラ国立保護区はケニアの南西部に位置し、タンザニアのセレンゲティ国立公園と
国境を接している。野生動物の多さではケニア随一で広さは大阪府とほぼ同じ1,510Km
2。潅木が少ない大草原で、西よりマラ川が流れ、保護区内とその周辺には「マサイ族」の集
落が点在し昔ながらの生活をおくっている。
 9時45分、バスで出発。モスクが目に付くアラブ色の強いモンバサ市内を車窓観光しなが
ら、郊外のモンバサ空港へ向かう。今回のツアーは6人乗りサファリカー単位で、いつも集合
時刻ギリギリに行く二人は、最後の14号車のバッジを貰った。
 つまり、ツアー参加者は84人で、同行スタッフが一人。

★モンバサ空港
 サファリカー3台分、18人乗りの小型飛行機に分乗してマサイ・マラに向かうと聞いてい
たので、必要な機体は5機。ところが、待合室から見える駐機場にそれらしき飛行機は4機し
かいない。即ち最終組の我々が乗る飛行機が無い!。
 1番機から次々と離陸していくが、5番機は一向に姿を見せず、"ここはアフリカ、日本で
はない"と覚悟を決めたその時、ちょっと小ぶりの機体が着陸した。

★マサイ・マラ飛行場
 結局、予定より1時間以上遅れてその13人乗りの小型機に乗り、2時間のフライト予定も
大幅に超えて、大草原の真っ只中、赤土の滑走路に着陸した。=写真=




ここが飛行場であることを示す物は、風向きを知る為の吹流しが一本のみ。フェンスなど無
く、動物の糞がそこかしこに。

★マラ・セレナロッジ
待機していたサファリカーに乗りこみ15分程で小高い丘の上にあるロッジに到着。=写真=
    

看板の位置表示は南緯1度23分、東経35度、標高1,707mとある。

 動物園の動物は囲いの中にがいるが、ここでは敷地を囲む鉄条網の中に人間が入り、周囲は
すべて野生動物の天国。従って樹上生活の小動物は勝手に越境してその辺をチョロチョロして
いる。
 ロッジはロビー・食堂棟を中心にコテージが点在し、その一つが二晩を過ごす宿。ところが
ダブルブッキングで全員分のコテージが無く、より野性的なテントに入る人がでる始末。やは
りここはアフリカ!。
 コテージ内のベッドには虫除けの為天井から蚊帳が下がり、王侯貴族の気分。が壁には何や
ら虫が・・・。水はやや濁ってちょろちょろ、バスタブは無くシャワーのみ。

★夕刻のサファリドライブ(1回目)
遅い昼食(バイキング料理にビール)をとり、一休みして最初のサファリドライブ。
サファリカーは天井が無い四輪駆動車で、立って周囲を見られる構造になっている。また、悪
路で動けなくなった時に助け合う為、何台かのグループで行動し、常に無線で連絡を取り合
い、"珍しい動物発見!"情報も瞬時に伝わるしくみ。
"野生動物がほんとうに姿を見せてくれるだろうか?"という一抹の不安は杞憂で、いきなりラ
イオンの親子、そしてトピやトムソンガゼル等の草食動物の群れ、アフリカゾウの群れにも出
会い、マラ川ではカバが頭を出すなど初回から野生の王国を満喫した。=写真=


サファリの動物

 夕食は、他の西欧人客といっしょの洋風コース料理で、ビールを飲みメインはビーフを選
ぶ。飛鳥組は注意を守って生野菜に手を出さないが、彼らは全く無頓着。蚊にも無防備で短パ
ンにTシャツで平気。我々があまりにもひ弱なのか?。

 22時、明日の早朝サファリドライブに備えて、この日の為に持参した睡眠薬を飲んで例の
ベッドにもぐり込む。

No.22