2001年
「飛鳥」世界一周クルーズ 乗船記(No.9)

2月1日(木)終日航海 正午位置:ボルネオ島西端 ドレスコード:インフォーマル
今日から2月、と言っても日付や曜日に無関係の生活で、全く異なった時の流れの中にいる
ので・・・。毎夕部屋に届く、翌日の
「アスカデイリー」(船内生活の全情報が満載)だけ
が頼りのその日暮らし。

アスカデイリー 詳細は画面をクリック
かみさんは、依然として鼻水が出ると本調子でないが、日常生活に支障は無く、私は平常を
保っている。夕方の散歩の後、続けて初ジョギング(デッキ6周)。
<マッサージ教室>
そろそろ疲れの出る頃との船側の配慮か、こんな教室も始まったので二人で出かける。この
日は"頭痛"で、お互いにマッサージ。夫婦で参加は好都合、ひとりでは・・・。
<講演>
ベアテ・シロタ・ゴードン(日本国憲法草案作りに参画した米国女性)
ロシアのピアニストの父に連れられて、5歳から16歳まで日本で育ち、流暢な日本語での
講演。敗戦の年1945年の暮れ、22歳の時にGHQ民生局の一員として来日。ある日突
然、マッカーサー元帥の指示で始まった日本国憲法草案作成作業のメンバーに加わり、人権に
関する部分を担当、自ら男女平等・女性の権利を草案に盛り込んだこと等を静かに語った。
遠い昔、マーク・ゲイン著「ニッポン日記」を読んで"この国の憲法が自らの手で作られた
のではない"と知った時の衝撃を思い出し、その生き証人を目の前にして感無量!。
それまでの明治憲法をちょっと手直ししてお茶を濁そうとした、当時の日本政府の態度こそ
が、"自らの手で大胆な改革が出来ない"この国の今につながっているのだろう。
<卓球同好会>
二度のピンポンタイムに集まった人を中心に卓球同好会が発足し、その代表のTさん(女
性)から連絡があって、一時間程練習する。かみさんと二人だけでするつもりだったが、思い
がけず仲間が出来た。
ひきかえ、ひとりだけのピアノ練習は孤独。久し振りに弾いたら、さっそく忘れかけている
部分があり、反省!。
<エンターテイメント>
明日、シンガポールで下船するシルクロード・アンサンブル最後の演奏会。日本で胡弓と呼
ばれる"ニ胡"の音色はほんとうに素晴らしい。聞き納めと思えばなおさらに。
去る人有れば、明日乗船して来るエンターテイナーも多いと聞く。それも楽しみ。
<講演者の著書購入>
「1945年のクリスマス」=日本国憲法に男女平等を書いた女性の自伝=
を、さっそく6階の飛鳥コレクション(売店)で購入し、著者のサインをもらう。その後細々
と読み継いで、3月8日、南大西洋ブラジル・サンパウロ沖を北上中に読み了えた。
No.9