2001年 「飛鳥」世界一周クルーズ 乗船記(No.5)

1月28日(日)終日航海 正午位置:ルソン島北端    ドレスコード:カジュアル

 フィリピンに近づき、マニラとの時差調整を行うことになり、船内の時計は午前2時に1時
間遅らせるとのこと。昨夜、部屋の時計を遅らせて寝たので、いつもの7時に起きたつもりが
まだ6時。得した?1時間を使って、クルーズスタッフと一緒にデッキを歩く、<ウォーク・
ア・マイル>に初参加。
 若い女性スタッフの山田さんと、1マイル分デッキ5周を話し続け、その足で、朝の<スト
レッチ体操>に、こちらも初参加。気功の山崎先生と身体を伸ばし、気分爽快。

<ブリッジオープン>
 先日の船内ツアーで行けなかった、立入禁止の操舵室に入れるというので、さっそく行って
みる。操船は完全に自動化されていて、室内に緊張感はなく、当直の人も時折双眼鏡で「見張
り」をしたり計器を見たりするだけ。記念に=写真=を撮ってもらう。




<囲碁同好会>
 乗客同志でいろいろな同好会が出来るとの噂どおり、"囲碁好き集合"の掲示が出て、9階の
和室「游仙」に出かける。5段から10級までさまざまな棋力の30名程が集まり、その名も
「GOクラブ」として発足。発起人のNさんと他に4人の幹事に私(5級で申告)も手を挙
げ、さっそく活動開始。まずは会場の確保と、向う10日間の和室を予約した。

<フィリピン・デッキ・ディナー> =写真=
 ルソン島に近づくにつれ、晴天で波も穏やかになったが、気温は急上昇。その潮風に吹かれ
ながら、今日の夕食はリド・デッキでビュッフェスタイル。すべての飲み物はサイン不要、即
ち無料。




 同じテーブルに着いた6人は、めずらしく全員飛鳥初乗船。尼崎からの夫婦の旦那は「こん
な贅沢をしていていいんですかね」としきりに言う。"いいんです!"と心の中でつぶやく私。
あとの二人は女性単独。その一人はなんと我が港南台のとなり町、洋光台の住人。
 あいさつに来た機関長に、「金沢八景だそうですね」と私から話しかけ、横浜の話題になっ
たことから判明した。「亭主はすでに天国」とのこと。他の女性単独者の多くも同じ境遇なの
だろう。その人の話しでは、すでに<単独者パーティ>なるものが開かれ、70数名が招待さ
れたということだった。

<エンターテイメント>
 今夜はディナーに引き続いて、リド・デッキでのフィリピン舞踏を楽しむ。昨夜のホール内
とは又違った、満天の星空のもとでのショータイム。 ふと気がつけば、ここは船の上。
 部屋に引揚げ一休み後、初めての夜一人で行ったビスタラウンジへ、かみさんと二人で出か
ける。例のお薦めカクテルのグラスを傾けながら、マニラ入港前夜を静かに過ごす。

<後日談>
 2003年夏のある日、N産婦人科と印刷された封書が届いた。かみさんと「はて、今ごろ
産婦人科に用はないが?」と、いぶかりながら開けたところ、世界一周の旅「航跡」と題した
小冊子が出てきた。
 「ああ、飛鳥だ!囲碁でお世話になった、カジノ好きのNさんからだ」と納得。"全医協連
ニュースに9回に亘り、連載したものを集約した"と有り、さっそく読んでみると、囲碁関連
でKさんという記述が何度か出てきて、うん、このKさんは私だ!。

 私もいつの日か、貴重な経験をまとめねばと思ったものだが、その日が今この時!

No.5